怪異記録局KAII KIROKU BUREAU

事案番号 #1497

北九州・皿倉山の消えない炎

分類: 分類不能解明度: 未解明発生地点: 日本 / 福岡県記録日時: 2026/09/06 21:53
記録画像

概要

2020年秋から2021年春にかけて、福岡県北九州市の皿倉山(622m)の山頂付近で、夜間に燃え続ける小さな炎が登山者と麓の住民に目撃された。炎は直径30〜50センチほどの青白い球形で地面近くを漂い、近づくと消えて離れると再び現れた。複数夜にわたって同じエリアで繰り返し目撃されており、山火事でも焚き火でもないことが消防の調査で確認されている。

詳細

皿倉山は北九州市の八幡東区に位置する山で、山頂には展望台とケーブルカーが設置されており、「百万ドルの夜景」が楽しめる名所として知られる。秋冬の夜間は観光客が少なく、山頂周辺には管理された照明以外の光源はない。

2020年10月15日、山頂展望台からの下山途中だった登山者(20代女性)が、登山道の脇の草むらで青白い炎がゆらめいているのを目撃した。直径は30〜40センチほどで、地面に接するか直上にある状態で、風とは無関係に揺れていた。女性が立ち止まって観察していると、炎は徐々に近づいてくるような感覚があり、怖くなって走って下山した。後日、消防に報告したところ、翌週に現地調査が行われ、火の痕跡はなかった。

11月に別の登山者が同じ登山道の近くで類似の炎を目撃した。この登山者は動画撮影に成功し、30秒間の映像に青白い発光体が映っていた。消防は映像を確認し「山火事・焚き火ではない」と判定した。

地質の専門家は「皿倉山周辺は炭鉱の廃坑エリアが存在する。廃坑から発生するメタンや硫化水素などのガスが点火・発光する現象(鬼火・狐火)が、こうした地域で発生することが知られている」と述べた。実際に翌年春の気象条件(温暖・低気圧通過後)に最多の4件の目撃報告が集中しており、ガスの放出と気象条件の相関が示唆されている。

ただし鬼火現象は通常、直径が数センチ〜10センチ程度とされており、今回の30〜50センチの規模はやや大きい。また「近づくと消えて離れると再現する」という行動的な特性は、物理的な点火現象では通常みられない。

時系列

  1. 2020年10月15日夜登山者が下山途中に登山道脇で青白い球形の炎を目撃。近づく感覚で怖くなって逃げた。
  2. 2020年11月別の登山者が同エリアで動画撮影に成功。消防が「山火事・焚き火ではない」と確認。
  3. 2020年12月〜2021年2月4件の目撃報告。いずれも同じ山頂付近エリアに集中。
  4. 2021年3〜4月(低気圧通過後)4件の集中的な目撃。地質専門家が廃坑ガスとの相関を提唱。
  5. 2021年夏以降目撃報告が減少。廃坑ガスの季節変化との相関可能性を検討。
  6. 現在廃坑ガス測定調査を計画中。翌秋の再現観察体制を整備。

目撃者証言

下山中の登山者(20代女性)「草むらに青白い炎があった。球みたいな形で、風がないのに揺れていた。私が立ち止まっていたら、こちらに近づいてくる感じがした。恐くて走って逃げた。夢じゃなかった」
撮影に成功した登山者(30代男性)「スマホで撮影した。30秒くらい映っている。青白くて、地面すれすれにある。後でよく見ると、少しずつ動いていた。場所が動いていた。何が光っているのかわからない」
地質専門家(50代男性)「廃坑地域では鬼火が出ることがある。メタンや硫化水素の自然発火だ。ただし30〜50センチというのは少し大きい。低気圧の後に集中しているのは、ガスが浮上しやすい条件だから関連している可能性がある」

究の考察

廃坑ガスは鬼火を生む。だが30〜50センチは大きすぎる。近づくと消えるのは物理ではない。皿倉山の炎はまだ答えを出していない。

調査写真

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