事案番号 #1480
宮島・厳島神社の消えない影
概要
2020年11月、広島県廿日市市の宮島(厳島)に位置する厳島神社の能舞台付近で、神社職員が特定の光条件下でのみ現れる人型の影を発見した。影は床面に存在し、現在の光源では説明できない方向と角度を持ち、数時間にわたって変化しない状態で観察された。後日の複数の観察でも同様の現象が確認され、専門家による調査では「床材の反射特性や光の干渉による可能性」が示唆されたが、再現実験での確認はできていない。
詳細
厳島神社は海上の鳥居で知られる世界遺産であり、干潮時には能舞台や回廊を徒歩で訪れることができる。事案が発生した能舞台は平成9年に修復された板張りの舞台で、海側に開口した構造をとっている。
2020年11月8日16時頃、閉門前の清掃を行っていた神社職員が、能舞台の東端に人型の影がくっきりと映っていることに気づいた。影は床板の木目に沿うように存在し、光源の方向(西日)とは逆向きに伸びていた。近くに人はいなかった。職員が別の方向から光を当てようとしたが、影は変わらず残った。
職員が記録した写真には、床面に明確な人型の暗色領域が写っており、周囲の板と比べて有意に暗い部分が存在することは目視でも確認できる。翌週の11月15日にも同様の現象が確認され、この日は午後3時から4時の時間帯に特に明瞭だったと記録されている。12月に入ってからは光の角度の変化(冬至に向けた日没方位の移動)に伴い、現象は薄れたとされる。
建築材料専門家が能舞台の床材を調査したところ、特定の板が他と異なる樹脂成分を含む可能性があり、光の反射特性に局所的な差異が生じうると所見した。しかし同条件で再現実験を試みても、人型の影が生じることは確認されなかった。光の干渉で特定の形状が生じる可能性も検討されたが、数値的な説明には至っていない。
厳島神社周辺では、干満の差が激しいために古来より多くの水難事故が起きており、「海の死者が神域に残る」という伝承が地域に根付いている。神社側は「神聖な場所での霊的現象については軽率に語ることを控える」との立場をとっており、今回の事案についてのコメントを避けている。当局は引き続き観察記録を収集している。
時系列
- 2020年11月8日 16:00頃神社職員が能舞台東端に光源と逆向きの人型の影を発見。写真記録。
- 2020年11月15日 15:00〜16:00同様の影が再確認。この日が最も明瞭だったと記録される。
- 2020年12月冬至に向けた日没方位の変化とともに現象が薄れる。
- 2021年春建築材料専門家が床材を調査。樹脂成分の差異を確認するが、人型の影の再現には失敗。
- 2021年秋〜冬翌年の同時期に再確認しようと職員が待機。同条件の光でも影は現れず。
- 現在観察記録の収集継続。光条件との相関を継続調査中。
目撃者証言
発見した神社職員(40代男性)「最初は誰かがいると思って声をかけた。でも誰もいなかった。光の向きが逆なのに影が伸びていた。他の場所から光を当てても、影は消えなかった。あれは普通の影じゃない」
別の神社職員(30代女性)「職員仲間から話を聞いて見に行ったら、確かにあった。まるで誰かが立っているように見えた。一番怖かったのは、私が動いても影が動かなかったことだ」
訪問した建築専門家(50代男性)「床板の材質の違いが反射率に影響することはある。でも人型になる理由はない。同じ条件で試しても再現しなかった。説明がつかないと言うしかなかった」
究の考察
光源と逆方向に伸びる影。再現実験に失敗。同じ条件で翌年は現れなかった。宮島はまだ何かを隠している。




