事案番号 #1472
北海道・屈斜路湖の湖底巨大生物
概要
2016年から2022年にかけて、北海道弟子屈町の屈斜路湖で、地元漁師や観光客から水中の巨大生物らしき物体の目撃報告が断続的に寄せられた。水面下に巨大な影を確認したとする証言が最も多く、一件では湖面に長さ数メートルの波紋が規則的に生じる現象も記録された。湖内には在来魚のほか外来種のニジマスが放流されており、生態系への影響調査の中で行われた音波探査でも、体長5メートルを超える可能性のある物体の反応が一度だけ記録された。
詳細
屈斜路湖は北海道東部に位置するカルデラ湖で、面積は約79平方キロメートル、最大水深は117メートルに達する。かつて地元アイヌの伝承に「湖の大蛇」に関する記述があり、クッシーと呼ばれる未確認生物の目撃報告は1970年代から断続的に寄せられてきた。今回当局が記録した事案群は2016年から2022年にかけての複数の報告をまとめたものである。
2016年8月、遊覧ボートで湖の中央付近を航行中の乗客4名が、船底を通過したとされる巨大な影を目撃した。影は船体より大きく、約30秒にわたって可視域に留まった後、深部へ消えた。この報告を受けた釣り客のグループも2018年7月に同様の体験を報告しており、「物体の通過に伴って水流の変化を竿から感じた」と述べている。
最も客観性の高い記録は2020年9月に得られた。環境省が行った外来魚分布調査の一環として実施された音波探査の記録に、湖底から約3メートル上の水層を移動する大型反応が残っていた。解析した研究者は「体長4.5メートルから6メートル程度の単一の物体の可能性がある」とするが、複数の魚が密集した場合にも類似の反応が出うるとして確定的な結論は避けた。魚類調査で記録された最大のニジマスは体長約80センチであり、観測された反応との乖離は著しい。
2022年6月には地元のカヌーインストラクターが、湖の東岸付近で水面に規則的な波紋が同心円状に広がる現象を観察した。波紋は約15秒間隔で生じ続け、風のない日だったため水面は他の箇所では静止していた。インストラクターが近づいたところ、波紋は突然止まった。水面下の何かが動くような感覚を後輪部分のカヌーで感じたと証言している。
屈斜路湖には火山活動による地熱帯があり、一部の場所では湖底から熱水が湧出している。大型個体の生息には温度条件が厳しいとする意見がある一方、深水部では水温が安定しているとの観測データも存在する。現在のところ、音波探査の記録を除いて物理的な証拠はない。当局は継続的な観測を予定している。
時系列
- 1970年代〜クッシーと呼ばれる屈斜路湖の未確認生物の目撃報告が断続的に蓄積される。
- 2016年8月遊覧ボート乗客4名が船底を通過する巨大な影を約30秒目撃。報告を当局へ提出。
- 2018年7月釣り客グループが湖中央部で同様の影を目撃。竿から水流変化を感知したと証言。
- 2020年9月環境省の外来魚調査で行われた音波探査が、体長4.5〜6mに相当する可能性のある大型反応を記録。
- 2022年6月カヌーインストラクターが東岸付近で規則的な同心円波紋を観察。約15秒間隔で継続後に突停止。
- 現在音波探査による継続調査を計画中。目撃情報の収集を継続。
目撃者証言
遊覧ボート乗客(50代女性)「船の下を何かが通った。影が船よりずっと大きかった。暗くて深くて、ゆっくりと消えていった。湖水が透明なので、かなり下まで見えた。あれがただの魚だとは思えない」
釣り客(40代男性)「竿を持っている手に、ドンという感触が来た。次の瞬間、水面が盛り上がって波が来た。仕掛けも流されてしまった。でかいものが近くを通ったのは確実だ」
カヌーインストラクター(30代男性)「波紋が同心円で広がっていて、風もなかった。近づいたら止まった。その時カヌーの後ろ半分が少し持ち上がるような感触がして、水中に何かがいるのだと確信した」
究の考察
音波探査の反応は既知の魚類では説明できない規模だった。湖底は深い。まだ見えていないものがある。




