事案番号 #1469
犬鳴村廃道に現れる二足歩行獣
概要
2020年3月、福岡県宮若市の旧犬鳴トンネル周辺廃道で、ドライブ中の男女2名が体毛に覆われた直立二足歩行の生物を目撃した。体高は1.8メートルを超えると推定され、道路を横切った後に杉林へ消えた。翌週、地域住民から「夜中に豚の悲鳴に似た声が聞こえた」との複数報告が重なり、現場一帯の林道に残された不明の足跡が当局によって採取された。足跡の形状は既知の野生動物とは一致しなかった。
詳細
2020年3月14日深夜、旧犬鳴トンネルへ続く廃道を車で訪れた男女2名が、ヘッドライトの光の中に突然現れた生物に遭遇した。体毛は暗褐色で全身を覆い、前傾姿勢ながら明確な二足歩行をとっていた。目がヘッドライトに反射して黄緑色に光り、一瞬こちらを向いてから杉林の中へ消えた。接触時間は10秒に満たなかったが、2名の証言は細部において一致した。
翌日、2名から通報を受けた地域住民が林道を確認したところ、道路から藪の中へ続く不鮮明な足跡を発見した。当局が採型した足跡は長さ約28センチ、幅約13センチで、5本指の配置を持ちながら拇指が大きく外転していた。ツキノワグマの後足よりも細長く、人間の裸足とは拇指の角度が明らかに異なる。ニホンザルは本州中部に生息するが、直立歩行は極めて短時間しかとらず、体格も一致しない。
同週末、目撃地点から半径3キロメートル圏内の住民4軒から「豚が屠られるような甲高い悲鳴」を夜間に聞いたとの証言が寄せられた。うち1軒では飼育していた合鴨が全滅し、フェンスに体毛と思われる繊維が引っかかっているのが翌朝見つかった。採取した繊維はクマやイノシシのものと一致しなかった。
旧犬鳴トンネルは昭和初期に廃止された後、長年にわたって心霊スポットとして各種メディアに取り上げられてきた。2019年には同地を題材とした映画が公開されており、目撃報告増加との関連性も検討されたが、今回の証言は映画公開から1年後であり、証言者が映画を観ていないことは確認できた。
現地の山岳生態学者は「この地域にはイノシシ、ツキノワグマ、ニホンジカが生息するが、直立二足歩行を長時間維持できる種は存在しない。もし証言が正確であれば、既知の種とは異なる生物の可能性を否定できない」と所見を述べた。当局は継続して情報収集中である。
時系列
- 2020年3月14日 深夜廃道で男女2名が直立二足歩行の暗褐色の生物をヘッドライト内で約10秒目撃。
- 2020年3月15日 昼林道で足跡を発見。当局が採型。長さ28cm・幅13cm、既知の野生動物と一致せず。
- 2020年3月15〜16日周辺住民4軒から深夜の悲鳴音報告。1軒で飼育合鴨が全滅、フェンスに不明繊維付着。
- 2020年3月末採取した足跡型と繊維サンプルの鑑定結果:クマ・イノシシ・ニホンザルすべて不一致。
- 2020年夏地元猟師が同地点付近で自動撮影カメラを設置。翌秋まで未確認生物の映像は得られず。
- 現在追加目撃報告なし。採取サンプルは標本として保管。調査は継続中。
目撃者証言
目撃者(20代男性・運転手)「ライトが当たった瞬間、人かと思ったんです。でも膝の曲がり方が逆で、足首がなかった。目が光った時に初めて獣だとわかった。あの目は忘れられない」
目撃者(20代女性・同乗者)「横断するとき、全然急いでいなかった。堂々としていた。毛が長くて、顔が平らだった。サルじゃないし、クマでもない。私たちを見て、それから消えた」
近隣農家(50代男性)「あの夜、鴨が全部やられた。フェンスに穴は開いていなかったのに、檻の中で全滅していた。毛が引っかかっていたが、イノシシとは感触が違う。柔らかくて、長かった」
究の考察
足跡、繊維、複数の独立した目撃。既知の種では説明がつかない。記録を継続する。




