怪異記録局KAII KIROKU BUREAU
究

新たな事案を追跡中だ。記録には時間がかかる。

事案番号 #1169

コンゴ民主共和国イバリ川流域における周期的な低周波音、樹木破壊、及び未知の巨大生物目撃事案

分類: 未確認生物解明度: 調査中発生地点: コンゴ民主共和国 / イバリ川流域、イトゥリ熱帯雨林記録日時: 2026/06/18 18:33
記録画像

概要

2018年以降、コンゴ民主共和国イバリ川流域の熱帯雨林奥地で、夜間に周期的な低周波音が観測されている。この音響現象と同期するように、広範囲にわたる樹木の破壊痕が発見され、地元住民からは古くからの伝承に登場する「ンゴロ・マゴロ」と呼ばれる未知の巨大生物の目撃報告が相次いだ。当局の調査は進展しているが、設置された監視装置が特定の時間にデータ消失を起こすなど、不可解な状況が続いており、現象の全容解明には至っていない。

詳細

2018年9月12日、コンゴ民主共和国東部、イバリ川流域の熱帯雨林奥地で、現地の調査員が夜間に発生する説明不能な低周波音を最初に記録した。この音は22時から翌日3時にかけて断続的に発生し、半径約5キロメートルにわたって感知された。音響分析では自然現象や既知の動物によるものとは異なるパターンを示し、不規則ながらも一定の周期性を伴っていた。

音響記録の直後、周辺地域で大規模な樹木の破壊が確認された。直径1メートルを超える巨木が根元からねじ曲げられ、まるで何らかの巨大な力が横から押し倒したかのような痕跡が残っていた。当局の初期調査では、破壊されたエリアの中心部から、人間の足跡とは明らかに異なる、直径約50センチメートルに及ぶ巨大な窪みが発見された。

地元住民は、この現象を古くから伝わる「ンゴロ・マゴロ」という名の生物の仕業だと語る。それは夜の森を徘徊し、強力な力を持ち、時折閃光を発するという伝承が残っている。過去の部族記録にも、数十年周期で同様の樹木破壊と奇妙な足跡、そして「夜の轟き」が記録されている事実が判明した。

当局は現象の中心部に自動監視カメラと高感度音響センサーを設置し、長期的な観測を開始した。しかし、設置後数週間で、特定の夜間、特に低周波音が最も強くなる時間帯に、監視カメラの映像データが完全に消失する事態が頻発した。センサーデータも同様に途切れており、回収できた断片的な映像には、濃密な闇の中を高速で移動する巨大な影と、一瞬の強い発光が記録されていた。

これらのデータ消失は、外部からの電磁波干渉やシステム故障とは関連がないと判明した。消失と同時に周辺の樹木の破壊が確認されたケースも複数存在する。当局は、この未知の存在が何らかの形で電子機器に影響を与え、自らの痕跡を消去している可能性を排除していない。

複数の調査隊がンゴロ・マゴロの追跡と捕獲を試みたが、広大な密林の中でその痕跡を辿ることは極めて困難であった。時折見つかる新たな破壊痕や足跡は、生物が広範囲に移動していることを示唆しているが、決定的な直接証拠は得られていない。当局は、この未確認生物の存在を強く示唆する状況にあると判断した。

当局は現在もイバリ川流域への調査を継続している。広範囲に及ぶ樹木破壊と電子機器への干渉、そして周期的に観測される低周波音の発生源は特定されていない。この生物の性質、生態、そして人間への影響は未だ不明のままだ。

時系列

  1. 2018年9月12日イバリ川流域で夜間低周波音が初めて記録される。
  2. 2018年9月20日音響発生源付近で大規模な樹木破壊と巨大な足跡が発見される。
  3. 2018年10月5日地元住民が「ンゴロ・マゴロ」の伝承を語る。
  4. 2018年10月28日設置した監視カメラ・センサーのデータ消失が頻発。
  5. 2019年3月15日追跡調査隊が未確認生物の影と発光体を記録した映像断片を回収。
  6. 2020年以降断続的に同様の現象と痕跡が確認され、当局は調査を継続中。

目撃者証言

目撃者A(地元ハンター)夜の森がうねるように震え、低い唸り声のような音が響いた。翌朝、見慣れない巨大な窪みが森の奥にあった。あれはンゴロ・マゴロが通った証だ。
調査員B(音響分析担当)記録された低周波音は、既知のいかなる動物の鳴き声とも合致しない。非常に強いエネルギーを伴う脈動だった。我々の分析機器が誤作動を起こすほどだ。
現地の長老ンゴロ・マゴロは、我々の祖先が語り継いできた森の守り手であり、破壊者でもある。怒ると森を揺らし、その姿を見る者は稀だが、光を発するとも伝えられる。

究の考察

説明不能。記録継続。この事案は極めて興味深い。

調査写真

他の記録