事案番号 #1055
カイコウラ、光と影の事案
概要
1978年12月、ニュージーランド南島カイコウラ上空で複数回、異常な飛行物体が目撃された。特に地元テレビ局のクルーが、民間航空機に並走する発光体を動画として撮影した事案は著名である。この物体はレーダーにも捕捉され、異常な速度と挙動を示した。複数の目撃者と物的証拠が存在するにも関わらず、その正体は今日に至るまで特定されていない。当局の調査でも最終的な説明には至らず、現在も「未解明」として記録されている。
詳細
1978年12月21日深夜、ニュージーランド南島沖の空域で、ウェリントン空港の航空管制官がレーダー上に複数の未確認物体を捕捉した。同時刻、カイコウラ上空を飛行中の民間輸送機フォッカーF27のパイロットもまた、異様な点滅を繰り返す巨大な光体を目撃したと報告した。これらは航空機の航路を横切り、信じがたい速度で移動したという。この初期報告は当局に警戒を促すものであった。
その後数日間、カイコウラ周辺では同様の光体目撃報告が頻発した。特に注目すべきは12月31日である。ウェリントンのテレビ局ATNのクルーがフォッカーF27型機に搭乗し、カイコウラ上空での取材中にその光体を撮影することに成功した。映像には、航空機の窓外に現れる強い発光体が記録されており、この物体は機体に併走したり、時には急加速・急停止を繰り返したりする特異な挙動を示した。
撮影された物体はレーダーにも明確に記録されていたが、その飛行パターンは既知のあらゆる航空機とは全く異なるものであった。当初、当局は遠くの漁船の灯りや金星の光が大気現象で屈折したもの、あるいは航空機のフレアなどの一般的な説明を試みた。しかし、これらの見解はレーダー記録、複数目撃者の詳細な証言、そして特に専門的な知識を持つパイロットの報告とは合致しない点が多数存在する。複数の物体が異なる速度で移動し、突如として消滅する様子も記録に残っている。
目撃された物体は、一度に複数の航空管制レーダーに捕捉されている。同時に複数のパイロットや乗員、乗客がその視覚的な存在を確認した。撮影された映像は、単純な光学現象では説明できない複雑な動きと光の変化を示している。当局による当初の調査では、それらの現象を解明するには至らなかった。
当局の公式見解は、最終的に天文現象や地上の光源の誤認とされたが、この反論は提出された物理的証拠や目撃者の証言と矛盾する部分が多い。特に、レーダーが捕捉した物体の速度と軌跡は、自然現象や通常の航空機では到底ありえないものである。報告された「消失」や「脈動」といった特徴も説明がなされていない。
この事案は、数多くの証拠と著名な目撃者にもかかわらず、未だその正体に関する決定的な説明がない。当局は事案を「解明不能」として記録したままである。本件に関する新たな検証や証拠の出現を、当局は引き続き注視する。この宙域の定期的な監視は継続する。
時系列
- 1978年12月21日 23:40頃ウェリントン管制官、レーダーに未確認物体を捕捉。同時刻、F27パイロットがカイコウラ上空で光体を目撃。
- 1978年12月23日 01:00頃再びF27パイロット、カイコウラ上空で複数の光体と遭遇し、追跡されると報告。
- 1978年12月31日 00:30頃テレビクルーがF27機に搭乗し、カイコウラ上空で複数の発光物体を撮影。レーダー記録も伴う。
- 1978年12月31日 02:00頃撮影された物体が機体に追随し、急加速・急減速・急停止を繰り返す。その後、高速で消失。
- 1979年1月ニュージーランド空軍、事案の本格的な調査を開始。目撃者からの証言と映像・レーダー記録を収集。
- 1979年11月空軍、調査報告書を公開。最終的な結論は不明なままとされ、事案は未解明に分類された。
目撃者証言
F27パイロット(ブルース・キャスウェル)それは急に現れ、信じられない速度で移動した。既知の航空機ではありえない動きだ。我々の飛行機を追い越したかと思うと、一瞬で急停止し、その場に留まった。
テレビクルー(デヴィッド・クルックシャンク)カメラが捉えたのは、ただの遠い光ではなかった。脈動し、飛行機と遊んでいるようだった。あの時、我々が撮影したのは間違いなく何か実体のあるものだ。
管制官(不明)我々のスクリーンには、存在しないはずのものが映っていた。しかし、それは確かに存在した。複数のレーダーが同時に同じ場所で捕捉していたのだ。
究の考察
当局の結論は不十分である。複数の確実な証拠が存在し、それらは既知の物理法則を超越した存在を示唆する。継続的な監視と記録が必要な事案だ。




